映画『ドラえもん のび太と奇跡の島』って、どうして「ひどい」と言われているの?
まかせて!すでに観た人にも、これから観る人にも分かりやすく、ひどい理由を分析してみたよ。
こんにちは!
80年代にアニオタだった『ぴのママ』です。80年代後半から、90年代前半にかけて、小中学生時代を過ごしました。
『ドラえもん』は物心ついた時から大好きな作品で、小学生時代はクラスで一番の「ドラえもん通」として知られていました。
40代の現在もその愛は変わらず、漫画やアニメに触れ続けています。
今回は、「ひどい」と評判の映画『ドラえもん のび太と奇跡の島』について、何故そんなに評価が低いのか理由を考察します。
- 『奇跡の島』を観ようかどうか迷っている
- どんなところが「ひどい」のか知りたい
- 美しい自然に癒されたい
- 絶滅動物に興味がある
こんな方におすすめの記事です。
結論を先に言うと、物語に深みが足らないかも。
でも、島の自然風景はとても綺麗で、絶滅動物についても興味深く観られるよ!
▲▲あらすじ程度のネタバレあり!ご注意ください▲▲
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①ドラえもん『奇跡の島』とは?
正式名称『映画ドラえもん のび太と奇跡の島〜アニマルアドベンチャー〜』は、映画ドラえもんシリーズの第32作目です。
藤子・F・不二雄先生ご自身が執筆された短編「モアよ、ドードーよ、永遠に」(ドラえもん17巻(てんとう虫コミックス)収録)を導入部に取り入れて発展させた大長編作品。
漫画は、2011年10月に藤子プロ出身の漫画家・むぎわらしんたろう氏によって連載開始されました。
映画は2012年3月3日に公開されましたが、以降、一部の視聴者から「ひどい」と評されることとなります。
②ドラえもん『奇跡の島』あらすじ
お店でパパにカブト虫を買ってもらったのび太。「カブ太」と名付け「大事に育てる」とパパと約束します。
帰り道、2人は空き地で子どもたちが「虫相撲」をしている場に遭遇し、のび太もカブ太で参戦しますが、負けてしまいます。
見かねたパパが選手交代するも、結局は負け。パパは早々と諦めて先に家に帰ってしまいます。
空き地に残されたのび太は、ジャイアンやスネ夫から、カブ太ばかりかパパまでバカにされるハメになるのでした。
帰宅すると、ドラミも遊びに来ており、家族皆で「絶滅動物」のテレビ番組を観ることに。
テレビに映し出された巨大なカブト虫を見たパパは、「昔、捕まえたことがある」と言い、昔描いたという「黄金のカブト虫」の絵を見せます。
目を輝かせるのび太とドラえもんでしたが、結局パパが見たというのは夢の中の話なのでした。
「虫相撲に勝てる大きなカブト虫が欲しい」とねだるのび太に、ドラえもんは秘密道具「タイムホール」を出してやります。
タイムホールを使い、数百年前のニュージーランドからカブト虫を取り寄せようとしますが、間違って巨鳥「モア」を取って来ることに。
やがては絶滅する運命のモアを目にしたのび太は、どこかモアが暮らせるところがないか探してくれるよう、ドラミに頼むのでした。
早速ドラミが見つけて来たのは、南太平洋に浮かぶ「ベレーガモンド」と呼ばれる島。
なんでも、不思議な宇宙のエネルギーによって守られたこの島では、未来人が絶滅動物を保護しているというのです。
ところ変わって、30年前の野比家に、未来からタイムマシンがやって来て、子どもだったパパを連れ去ります。
「ベレーガモンド」からドラえもんを迎えに来たロボット「ゴンスケ」が、年代を間違えて昔の野比家からパパをさらってしまったのでした。
子どものパパは、ベレーガモンドに落下した上、秘密道具「ワスレンボー」が頭にあたり、自分が誰なのか忘れてしまいます。
一方、改めて迎えに来たゴンスケに連れられ、のび太とドラえもんも島にやって来ます。
島の子どもたちや、記憶をなくしたパパ=ダッケと仲良くなるのび太たちでしたが、島は幻の昆虫「ゴールデンヘラクレス」を奪おうと企むハンターに狙われていたのでした。
③ドラえもん『奇跡の島』がひどい理由5選
あらすじをもとに、『奇跡の島』がひどい理由を解説していきます。
ネット上のレビューを総括すると、ひどい理由は主に以下の5点に集約されます。
- パパを馬鹿にする友達に引く
- ダッケが「悟空」
- セリフが薄っぺらい
- 友情が薄っぺらい
- アドベンチャー感がない
これらの評判が本当かどうか、私が実際に見た感想とともに紹介します。
視聴の参考になさってください。
3-1. パパを馬鹿にする友達に引く
負けて降参したのび太のパパを、ジャイアンとスネ夫が下手なラップに乗せてからかいます。
のび太をバカにするのはまだ分かるけど、大人を小馬鹿にするのはさすがに可愛げがない…『ドラえもん』でそんなシーンは見たくなかった…というレビューがいくつか見られます。
個人的には、子どもって残酷だから、親をからかう子もいるかもしれないな…と納得はできます。
でも、真似をする子どもが現れたら嫌だなぁ…とは思いますね。
3-2. ダッケが「悟空」
のび太のパパの子ども時代=ダッケの声を野沢雅子さんが務めていた為、「悟空の顔がチラついた」というレビューをかなりの数、見かけました。
しかし、個人的には「悟空」ではないと思いましたね。
性格が全然違うし、その性格の違いを野沢さんはちゃんと演じ分けられていたと思います。
ただ、「悟空」ではないものの、「野沢さん」なのは確かです…。
のび太役の声優さんとの声質や演じ方のあまりの違いに、のび太とダッケが「似ている」という設定に無理が生じてきます。
「似ている」なら、もう少し似ている声優さんを使ったら良かったのに。
ギャラが最上級だと言われている野沢さんを起用して不評を買うより、他の人にした方が安上がりに済んだだろうに…。
3-3. セリフが薄っぺらい
原作など、他の『ドラえもん』作品で名言と言われているセリフがいくつか取り上げられています。
例えば「結局親だって人間だもんな。ときには誤解で怒ったり、やつあたりすることもあるよな」(ドラえもん3巻(てんとう虫コミックス)収録『ママをとりかえっこ』)など。
しかし、名言というのは発せられた背景があるからこそ名言となり得るのであり、背景が違うのに、ただセリフだけを表面的に取り入れても薄っぺらで心に響きません。
個人的には、のび太が親のことを「一番大好きで一番大切な人」と言い、他の子どもたちが頷きあうシーンに強烈な違和感を感じました。
子どもが、そんなことしみじみと言い合うかな…?
このセリフは、むしろ「親の立場の大人が子どもに言って欲しい言葉」であり、大人である制作者の「やらせ」を感じました。
それに、両親がいないコロンの前で、いかに両親がかけがえのない存在であるかとうとうと語るのび太たちは、性格悪いと思いますね。
3-4. 友情が薄っぺらい
『奇跡の島』のメインテーマの一つが「親子愛」だと思うんですが…。
ストーリーとしては、現在のパパに愛想を尽かしていたところに子どものパパと出会い、共に冒険することで友情を深め、現在のパパとも分かりあう…という流れのはずなんですが…。
その流れを狙っているにしては、子どものパパ=ダッケとの心の絆が深まるような濃厚シーンがないように感じます。
だいたい、従来の『ドラえもん』映画では、ゲストキャラは一人と決まっていたものでした。
ところが『奇跡の島』では、コロンとクラウジョ、ケリー博士も、ゲストキャラ相当の存在感を放っており、その分、ダッケとの親交が薄まってしまったように感じます。
良く言えば「群像劇」と言えるでしょうか…。悪く言えば、ダッケも「脇役の一人にしか過ぎない」扱いとなっています。
また、最後にのび太たちのために戦ってくれるカブト虫の「カブ太」ですが、それまで特にカブ太とのび太が絆を深めるシーンがなかったため、とても唐突な展開に思えます。
従来の『ドラえもん』作品には「可愛がっていたペットがのび太を助ける」という感動的なストーリーもいくつかあるのですが、本作では、のび太がカブ太にしてあげたことと言えば無理やり相撲をさせたくらいで特に愛情を注いでおらず、カブ太がのび太に恩義を感じるに至るには動機が弱い気がします。
3-5. アドベンチャー感がない
副題に「アニマルアドベンチャー」とある割には、アドベンチャー感がないというレビューがあります。
特にラストは盛り上がりに欠けました。
敵のメカと戦うカブ太を、ただ応援するだけののび太たち。
観客感、半端ない!
カブ太がピンチになると「カブ太を守れ」と言うドラえもんの号令とともに、ただ叫んで走り回るだけの子どもたち…どんな作戦…?叫んで走り回ったら何とかなるわけ?意味不明…。
そしてクライマックス。ゴールデンヘラクレスの力によってパワーアップしたカブ太が敵をやっつける。その間も、ただ見守るだけの一行…。
いや、観客感…。
子どもたちに手を下されることなくやられてしまった敵も敵です。
見せ場なさすぎ…。
物語の深みという点では物足りなかったけど、島の自然風景はとても綺麗で癒されたよ。
絶滅動物が生きて動いている様子も興味深かったな。
④ドラえもん『奇跡の島』の映画を視聴できるサービス
『映画ドラえもん のび太と奇跡の島』は、以下のサービスで視聴することができます。
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⑥ドラえもん『奇跡の島』がひどい理由まとめ
『ドラえもん のび太と奇跡の島』は、絶滅動物が暮らすベレーガモンド島で、幻の昆虫「ゴールデンヘラクレス」を狙う悪党と対決する物語です。
タイムスリップしてきた子どもの頃のパパとのび太の友情もメインテーマの一つとなっています。
『奇跡の島』がひどいと言われる理由は以下の通りです。
- パパを馬鹿にする友達に引く
- ダッケが「悟空」
- セリフが薄っぺらい
- 友情が薄っぺらい
- アドベンチャー感ない
物語の深みは少ないものの、自然環境と絶滅動物の描写が美しい作品です。
親子(父と子)で観るのもおすすめだよ。
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