映画『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』って、どうしてトラウマになるの?
まかせて!すでに観た人にも、これから観る人にも分かりやすく、トラウマになる理由を分析してみたよ。
こんにちは!
80年代にアニオタだった『ぴのママ』です。80年代後半から、90年代前半にかけて、小学生時代を過ごしました。
『ドラえもん』は物心ついた時から大好きな作品で、小学生時代はクラスで一番の「ドラえもん通」として知られていました。
40代の現在もその愛は変わらず、漫画やアニメに触れ続けています。
今回は、トラウマになると評判の映画『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』について、何故そんなに怖いのか理由を考察します。
- 子どもの頃に観て怖かった記憶があるので、改めて理由を知りたい
- 観てみたいけれど、どんなところがトラウマになるのか予め知っておきたい
- 『ドラえもん』やホラー映画が好き
こんな方におすすめの記事です。
▲▲あらすじ程度のネタバレあり!ご注意ください▲▲
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①ドラえもん『ブリキの迷宮』とは?
正式名称『ドラえもん のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)』は、藤子・F・不二雄先生ご自身が描いた『大長編ドラえもん』の13作目に当たります。
『月刊コロコロコミック』1992年9月号から12月号、及び1993年2月号・3月号に掲載され、後に単行本となりました。
大山のぶ代さんら旧声優陣によるアニメ映画は、1993年3月6日に公開。以来、ドラえもんの「トラウマ映画」の一つとして、名が挙がるようになります。
水田わさびさんのバージョンでは、2024年の時点でリメイクはされていません。
②ドラえもん『ブリキの迷宮』のあらすじ
原作漫画とアニメはほぼ同じストーリー展開で、以下のようになっているよ。
真夜中、テレビに流れる砂嵐※
※アナログ放送の時代、一日の番組が終了すると砂嵐が流れるようになっていた。
のび太のパパが、テレビを付けっぱなしにして眠ってしまっていたのでした。
ふと、砂嵐が途切れ、ホテルのCMが始まります。
寝ぼけ眼のパパはCMに魅力を感じ、テレビに向かってホテルを「予約」します。
翌日、春休みの家族旅行について話すジャイアン、スネ夫、しずか。
一人だけ家族旅行の予定がないのび太は、プリプリして帰宅しますが、なんとその夜、パパがホテルを予約したと言うではありませんか!
大喜びで友達に電話して自慢するも、すぐに実は「予約」がパパの夢だったらしいことが判明!
まさかそんなことを友達に言えないのび太は、翌日から友達を避けるように。
ところが学校から帰ると、家にトランクが届いていました。
開けてみると、「どこでもドア」のように異世界へつながる入り口が現れます。
ドラえもんの秘密道具でもないようですが、2人は入り口を通って異世界へ行ってみることに。
そこは綺麗な海が広がる砂浜で、ブリキでできたホテルが建っていました。
ホテルの従業員は全てロボットで、他のお客さんもいないようです。
「地下室以外はどこでも自由に使っていい」と言うホテルの豪華無料サービスを満喫する2人。
しかし、のび太がすぐに道具に頼ることからドラえもんと喧嘩になり、その上、ひょんなことから2人ははぐれてしまいます。
ドラえもんを探していたのび太は、禁じられていた地下室に近づき、「顔の形をした地下室の入り口」が不気味に喋り出すのを目の当たりにします。
恐れをなしたのび太は、トランクの出入り口から勉強部屋に逃げ帰り、トランクを閉めてしまいます。
しかし、ドラえもんは家に帰っておらず、数日経っても戻りません。
「怒って未来に帰っちゃったのかな」と意気消沈するのび太。
そんなある日、学校からの帰り道にのび太を待ち伏せしていたジャイアンとスネ夫が、「自慢していたホテルなんて嘘だと白状しろ」と迫ります。
そこへ現れたしずかがのび太の味方をし、なんと「嘘だったら自分が逆立ちして町内一周しても良い」とスネ夫たちと賭けをしてしまいます。
しずかに逆立ちをさせられないのび太は、3人を連れて再びトランクの入り口をくぐり、ホテルに向かうことになりますが…?!
③ドラえもん『ブリキの迷宮』がトラウマになる理由6選
あらすじを踏まえ、「ブリキの迷宮」が怖いと言われる理由として、以下の6点を探っていきましょう。
- 砂嵐で始まる不穏
- 生命が感じられない世界
- 不気味な地下室の入り口
- 拷問の末に壊れるドラえもん
- 有無を言わさぬゲストキャラ
- ナポギストラー博士のビジュアル
ひとつずつ紹介していきます。
3-1. 砂嵐から始まる不穏
映画は「本日の放送はこれをもちまして終了いたします」というテロップから始まります。
これから映画を観ようという時にいきなりこのテロップが出されるので、視聴者はかなり驚かされます。
そして、そのテロップが何を意味しているか把握しきる前に、画面は「ザーッ」というアナログ放送の砂嵐に変わるのです。
実はこの画面は、テレビを付けっぱなしにして寝ていた、のび太のパパが観ていた野比家のテレビ画面を映したものだったのだと後から判明します。
しかし、最初は視聴者はそんなことを知る由もないため、初っ端から訳の分からないものを見せられ、不穏な空気を感じさせられることとなります。
3-2. 生命が感じられない世界
のび太とドラえもんはトランクの入り口を通って海辺へ出ます。
確かに綺麗な海辺ですが、人間はおろか、カモメやカニなど、海につきものの生き物さえ、命あるものは何一つ描かれていません。
ホテルについてからも、誰も現れず、やっと現れたと思ったらこれもロボット。もちろん他のお客さんの影形もなし。
植物すらブリキの作り物で奇怪な色形をしています。
いくら楽しい風に見せかけられていても、そこに命の息吹が何一つ感じられないというのは、「楽しさ」さえ作り物であり、罠に誘い出されたかのような不気味さを感じずには得られません。
3-3. 不気味な地下室の入り口
決して行かないように言われていた地下室ですが、ドラえもんやホテルの従業員を探すうちに、のび太は入り口に近づくことになります。
その入り口は、カラフルな顔の形をしており、「入るものは二度と生きては戻れないが、それを承知なら入るが良い」と誘います。
機械の合成音のような、重低音の声がまた怖いです。
3-4. 拷問の末に壊れるドラえもん
のび太とはぐれたドラえもんは敵に捕らえられてしまいます。
敵は、ドラえもんがゲストキャラ・サピオと通じていると勘違いし、ドラえもんにサピオの企みを吐かせようと拷問します。
この拷問が尋常じゃないのです。ドラえもんの苦しむ姿に目を覆いたくなるほど。
そして最後には、最大ボルトの電気ショックにかけられ、息絶えてしまいます。
ここで、科学的にはドラえもんは「壊れた」ということになりますが、いえ、ドラえもんを愛する子どもたちにとっては、紛れもなくこれはドラえもんの「死」です。
「死」とは、二度と生き返らないものです。今まで、僕たち私たちに夢を与えてくれたドラえもんが、苦しみながら無惨な「死」を迎える…これは怖いです。
そして海のスクラップ場に捨てられたドラえもんですが、ここで彼は夢を見るのです。
夢を見ているということは、まだ完全には壊れてなかったんだな…ということが分かるのですが、その夢の中でドラえもんは「自分がもうすぐ死を迎えること」「のび太とはもう生きて会えないこと」を自覚するのです。
失意の中で死ななければならないというのは、ある意味で即死よりも怖いものがあります。
3-5. 有無を言わさぬゲストキャラ
ゲストキャラ・サピオは病弱であり、通常のドラえもん映画のゲストのような快活さがありません。
そのサピオが、のび太たちに祖国のために戦って欲しいと依頼をしますが、そのやり方がなかなか狡猾です。
いわゆる「どこでもドア」のような、地球に帰るための出入口を隠してしまってから頼むのです。要は、「引き受けなければ地球へ帰さない」と脅しているのと同じです。
そこへ病弱な姿を見せるものだから、気の良いのび太やしずかは放っておけなくなってしまいます。
旅の途中で、今度はその「出入口」から強引にのび太としずかを地球に帰すシーンがあるのですが、その際ものび太たちの都合は一切お構いなしで、自分の考えを押し通しています。
2人だけを地球に帰して出入口を消してしまったため、のび太たちは異国に残してきたジャイアンやスネ夫のことで気を揉むハメになりました。
そもそも、確かに「人間が働かなくても良いカプセル」を作ったのは敵かもしれませんが、それを使うか使わないかは人間に委ねられていたのでは?頑として使わなければ病弱にならなかったのでは?と疑問が残ります。
3-6. ナポギストラー博士のビジュアル
頭がデカく、渦巻き眼鏡の敵のボスキャラ・ナポギストラー博士。
特に残忍さが感じられるビジュアルではないのに、不思議と嫌悪感を抱いてしまうのは何故でしょう…。
一番不気味なのは、やはり「ケツのように二つに割れた頭」のような気がします。
ケツ…というより、脳をそのまま見ているかのように感じてしまうところが、気持ち悪さを感じさせる最大の原因かもしれません。
ワタシ個人としてはあまり好きな作品ではないんだけど、不思議と悪いレビューは少なく、むしろ「好き」という声が多いよ。
怖いドラえもん映画をお探しの方には、文句なしにおすすめしたいな。
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⑤ドラえもん『ブリキの迷宮』がトラウマになる理由まとめ
『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』は、人間を弱体化させることで国を支配しようとするロボットとの対決を描いた作品です。
『ブリキの迷宮』がトラウマになると言われる理由は以下の通りです。
- 砂嵐で始まる不穏
- 生命が感じられない世界
- 不気味な地下室の入り口
- 拷問の末に壊れるドラえもん
- 有無を言わさぬゲストキャラ
- ナポギストラー博士のビジュアル
快楽を求めて身体を使わなくなった現代人への警鐘も込められています。
トラウマ映画と呼ばれるドラえもん作品群の中でも、1・2を争う不気味さだよ。
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