コナンの「ピアノソナタ月光殺人事件」のリメイクがひどいって本当?
まかせて!すでに観た人にも、これから観る人にも分かりやすく、ひどい理由を分析してみたよ。
こんにちは!
レトロアニメ大好き『ぴのママ』です。
小中学生だった80年代後半から90年代前半にかけてアニオタをしていました!
『名探偵コナン』は、工藤新一と同じ高校生の時に漫画を読み始めて依頼、今も新刊が出れば必ずチェックしています。
「犯人の犯沢さん」や「ゼロの日常」などのスピンオフ作品も大好きです。
今回は、数あるコナンのエピソードの中でも神回と評判が高い「ピアノソナタ月光殺人事件」について、何故リメイク版はひどいと言われているのか理由を考察します。
- 観てみたいけれど、どんなところがひどいのか予め知っておきたい
- オリジナル版とリメイク版の違いを知りたい
こんな方におすすめの記事です。
▲▲あらすじ程度のネタバレあり!ご注意ください▲▲
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①名探偵コナン「ピアノソナタ月光殺人事件」とは?
「ピアノソナタ月光殺人事件」とは、『名探偵コナン』初期のエピソードでありながら、神回として、今なお人気の高いエピソードです。
コナン(新一)が唯一「犯人を死なせてしまった事件」として後に悔いる発言をしている事件としても知られています。
1-1. ピアノソナタ月光殺人事件は何話?
原作では名探偵コナン 7巻、アニメでは1996年に放送されたシーズン1の11話に当たります。
オリジナルアニメはYouTubeで公式に配信されているため、無料で観ることができますよ。
一方、リメイク版は、オリジナル版が放送された25年後の2021年に、テレビ放送1000回を記念して制作されました。
シーズン26の1000話(前編)と1001話(後編)に当たります。
「好きなエピソード」に挙げるファンも多く期待が高すぎたためか、いざ放送されると一部の視聴者から「ひどい」と評されることに。
リメイク版は、U-NEXTを始め、各動画配信サイトで視聴することができます。
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1-2. ピアノソナタ月光殺人事件のあらすじ
東京都の離島「月影島」に船で向かう毛利小五郎、蘭、コナン。
小五郎の元に奇妙な手紙が届き、謎を解くように依頼されたのでした。
差出人の名は「麻生圭二」。
小五郎は麻生から電話も受け取っていましたが、いざ島に着いて役場で聞いてみると「麻生圭二」という人は住民にはいないと言われてしまいます。
最近島に来たという職員が上司に聞いたところ、上司だけでなく、麻生の名を聞いた他の職員や役場に来ていた島民までが一斉にどよめき始めます。
なんと、麻生は12年前に亡くなっていたのです。
ピアニストの麻生は妻と娘を殺害した後、自宅に火をつけ、燃え盛る炎の中でベートーベンのピアノソナタ「月光」を引き続けていたというのでした。
役場を後にした小五郎は、「たちの悪いイタズラだ」と言いますが、コナンは「依頼料は振り込まれているし、島の誰かがおじさんに謎を解いて欲しいのでは?」と推測。
蘭は、「麻生の友人だったという村長に話を聞きに、公民館に行ってみよう」と提案します。
診療所の前にいた女医の成実(なるみ)に公民館の場所を聞く一行。
成実によると、その日の夜は公民館で2年前に亡くなった前村長の法事があるので、次期村長選の候補者も集まっているとのこと。
公民館で村長を待つ間、コナンたちは一室にピアノがあるのを見つけますが、現村長・黒岩の秘書・平田に、「呪われたピアノだから触るな」と怒鳴られてしまいます。
平田が言うには、そのピアノは12年前に麻生が亡くなった日に演奏会で弾いていたばかりではなく、2年前、前村長が亡くなっているのが見つかった時にも「月光」を奏でていた「呪われたピアノ」だと言うのです。
ほどなくして法事が始まりますが、お経の真っ最中に、参列者は流れてきた「月光」を聞くことに。
急いでピアノの部屋に向かうコナンや小五郎。
しかし、時すでに遅く、ピアノの上では次期村長候補の川島が殺されていました。
その第一の事件を皮切りに、「月光」の音楽とともに第二・第三と続く殺人の謎にコナンが挑みます。
②名探偵コナン「ピアノソナタ月光殺人事件」のリメイクがひどい理由3選
「ピアノソナタ月光殺人事件」のリメイクが何故そんなにひどいと言われるのか徹底的に考察してみました。
その理由は、大きく分けて以下の3点に集約されます。
- 省かれた説明シーン
- 場にそぐわない演出
- 時代に合わせた変更
一つずつ解説していきますよ。
2-1. 省かれた説明シーン
原作や、原作に忠実に作られたオリジナル版から省略されてしまったシーンを4つ紹介します。
特に、視聴者が事件のあらましをよりよく理解するための説明シーンが省かれているため、リメイク版は「ピアノソナタ月光殺人事件」が初見の方には分かりにくい仕上がりとなってしまっています。
冒頭の手紙のシーン
原作やオリジナル版では、事件の舞台となる「月影島」に船が向かうところから始まっています。
船の上で、小五郎が「依頼人から来た手紙」の内容を読み上げ、更に事務所にかかってきた「麻生圭二」という人物からの電話について話すのです。
しかし、リメイク版では、このシーンはオープニング主題歌の後ろで映像が流されるだけです。
手紙の文面は映るものの、読み上げてはくれないので、主題歌だと思ってボーッと観ていたり、動画サイトのOPスキップ機能を使っていたりしたら見逃してしまいます。
電話がかかって来るシーンの映像も流れますが、セリフがないので初見の人には誰からの電話なのか全く分かりません。
視聴者はオリジナル版を観ている往年のファンだけではないので、スタイリッシュな仕上がりではありますが、省いてはいけないシーンを省いていると感じます。
外から覗く不審人物のシーン
第一の殺人が起こったピアノの部屋に、医師の成実が夜食の差し入れを持って来ます。
食べながら、2年前に前村長の亀山が亡くなった時のことを聞く小五郎。
「当時、何か変わったことがなかったか」と聞く小五郎に、「窓が開いていた」と答える成実。
一同が該当の窓に目を向けると、外から不審な人物が覗いているではありませんか…!
「誰だ?!」と追いかける小五郎とコナン。
リメイク版では、このシーンが省かれてしまっています。
このシーンは、突如現れた黒い影に視聴者もギョッとさせられる、ホラーな演出がニクいシーン。
成実が犯人でないことを印象づける重要シーンでもあるのに、省いてしまった意図が分かりません。
第三楽章の説明シーン
第二の殺人の後、駐在所に倉庫の鍵を探しに来ていた島の「おまわりさん」とコナン。
そこへ蘭がやって来て、皆、公民館から自宅に帰ったと言います。
容疑者まで家に帰ってしまったと聞いて驚くコナン。
蘭によると、警察はこれ以上の殺人は起こらないと考えているとのこと。
しかし、コナンは心の中で焦ります。
「今まで殺人現場で流れたのは第一楽章と第二楽章…。月光にはまだ第三楽章が残っている…!」
リメイク版では、このセリフの「第一楽章と第二楽章は流れたが…」という部分が省かれ、「まだ第三楽章が残ってるのに」だけになっています。
些細なことではありますが、省いたことにより、視聴者が「月光」には第三楽章まであることを知っていることが前提のようになってしまっています。
アニメを観る子どもたちがクラシックに精通しているとも思えず、何故、不親切にも省いてしまったのか謎です。
容疑者のおさらいシーン
第二の殺人の後、目暮警部によって容疑者は誰であるかが読み上げられるため、それまで観てきた視聴者も改めて「おさらい」することができます。
また、第三の殺人の後では、「黒岩の娘と成実は容疑者から外れる」ことが、再び目暮から伝えられています。
容疑者だと思っていた人物が次々と殺されていく中で、物語の要所要所で目暮警部が「現時点での容疑者」を整理させてくれるため、視聴者にも分かりやすくなっています。
しかし、リメイク版では、どちらの「おさらい」シーンもカットされてしまっています。
2-2. 場にそぐわない演出
炎の中で笑う麻生圭二
12年前に自殺をしたという麻生圭二の話を登場人物がするたびに、イメージ画像として、炎の中で笑いながらピアノを弾く男の姿が映し出されます。
しかし、実際は自殺ではなかったのだから、笑っているこの画像は不適切でしょう。
いくら語り手、聞き手のイメージ画像だからといって、本当は不明であった部分を事実のように見せてしまうのはいかがなもんでしょう…。
ここは、オリジナル版のように、表情は伏せておいた方が良かったのではないかと思います。
場面に合っていないBGM
ところどころ、BGMが場面に馴染んでいないと感じました。
特に気になったのは2箇所で、1箇所目はコナンが手紙の意味を推理するシーン。
どちらかと言うと静かに考える場面のように思えるんですが、アップテンポな曲が流れています。
もう1箇所は、コナンが麻生圭二の譜面を読みとり、推理の大詰めに入ったシーン。
謎が解かれる場面なのに、逆に迷宮入りさせるかのような不可思議な音楽が流れ、気になりました。
落ち着きすぎた声優の演技
オリジナル版からメインキャラクター以外は声優が変わっていますが、コナンなどは声優は変わっていないにも関わらず、演じ方が変わっています。
比べてみると、コナンはリメイク版の方が落ち着いた感じで、大人びた印象を受けます。
毛利小五郎役は神谷明さんから小山力也さんに変わっていますが、変声機を通してコナンが推理をする、長いセリフがニュースキャスターのように淡々としており、眠くなってしまいました。
蘭役の山崎和佳奈さんは25年前と全然声が変わっていないのでスゴいね。
沢城みゆきさんの成実も中性的な声で良かったよ。
2-3. 時代に合わせた変更
宇宙飛行士のツッコミがない
月影島の島民に「毛利小五郎」と名乗り、「あの宇宙飛行士の」と言われてズッコケるシーンがあるのですが、リメイク版では「あー、あの…誰だっけ?」と言われるのみで、宇宙飛行士発言はなくなっています。
毛利衛さんが宇宙に行ったのは1992年と2000年なので、2021年のリメイク時には子どもの視聴者にとっては少々古い話題になってしまったようです。
閉じられた死体の目
死体が目を見開いていた原作やオリジナル版と違い、リメイク版では登場する全ての死体が目を閉じているか、顔が影になっていて見えないようになっています。
目を見開いていると生々しすぎるという配慮からでしょうか…。
2年前に亡くなった亀山については、成実が「何か恐ろしいものを見たような顔」をしていたと証言していたのに対し、死体が目を閉じていたので違和感はありました。
血が「赤」ではなく「黒」で描かれていたのにも違和感がありましたが、こちらはオリジナル版も同様。
海外で『コナン』が放送される際には血の描写を削除して放送する国があるとも聞いたことがあります。
日本はまだ規制がユルい方なのかもしれませんね。
麻薬をなめない
原作ではピアノの下に落ちていた白い粉をコナンがなめて「麻薬」と見抜いています。
オリジナルアニメではなめずに、臭いを嗅いで当てています。
そしてリメイク版では臭いも嗅がず、見ただけで「これはまさか…」と言っています(麻薬だとは言っていない)。
リバース機能の説明
犯人がトリックにカセットテープのリバース機能を使ったことを小五郎(の声をしたコナン)が推理する際、「オートリバース機能とは何か」を丁寧に説明していました。
説明がないと、若い人には分からない時代になっちゃったんですね。
③名探偵コナン「ピアノソナタ月光殺人事件」のツッコミどころ
ところどころツッコミたくなるシーンがある『名探偵コナン』ですが、「ピアノソナタ月光殺人事件」ではコナンの音楽の才能にビックリしました。
アニメではさすがに「♭(フラット)」や「♯(シャープ)」が何かは知っていたようでしたが、原作では「この記号は何だろう」と言って、蘭に教えてもらっていました。
それしきの音楽の知識しかないのにも関わらず、次のシーンでは譜面を見ただけで、その音符がピアノの鍵盤の左から何番目に当たるかを瞬時に読み取っています。
それだけでなく、ラストでは譜面すら見ることなく、ピアノの音を聞いただけで、その音が左から何番目の音か当てているのです。
「月光」を弾くことができ、譜面通りにピアノを弾くことができた蘭でさえ音を聞き取ることができなかったのに、「♭」や「♯」すら知らなかったコナンが瞬時に当てており、スゴイ音感の持ち主過ぎてついツッコミたくなってしまいました。
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