ドラえもん

ドラえもん『人魚大海戦』がひどい理由5選

映画『ドラえもん のび太の人魚大海戦』って、どうして「ひどい」と言われているの?

ぽちたろう
ぴのママ

まかせて!すでに観た人にも、これから観る人にも分かりやすく、ひどい理由を分析してみたよ。

こんにちは!

80年代にアニオタだった『ぴのママ』です。80年代後半から、90年代前半にかけて、小中学生時代を過ごしました。

『ドラえもん』は物心ついた時から大好きな作品で、小学生時代はクラスで一番の「ドラえもん通」として知られていました。

40代の現在もその愛は変わらず、漫画やアニメに触れ続けています。

今回は、「ひどい」と評判の映画『ドラえもん のび太の人魚大海戦』について、何故そんなに評価が低いのか理由を考察します。

  • 『人魚大海戦』を観ようかどうか迷っている
  • どんなところが「ひどい」のか知りたい
  • 海を舞台にしたお話が好き

こんな方におすすめの記事です。

ぴのママ

結論を先に言うと、前半は面白いのだけれど、後半が失速気味かも。

でも、海の景色はキレイだし、人魚の世界観が好きな方にもおすすめだよ!

▲▲あらすじ程度のネタバレあり!ご注意ください▲▲

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①ドラえもん『人魚大海戦』とは?

正式名称『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』は、映画ドラえもんシリーズの第30作目です。

藤子・F・不二雄先生ご自身が執筆された短編「深夜の町は海の底」(ドラえもん41巻(てんとう虫コミックス)収録)を導入部に取り入れて発展させた大長編作品。

真保裕一氏のシナリオに沿って、藤子プロの岡田康則氏が漫画化。

映画は2010年3月6日に公開されましたが、以降、一部の視聴者から「ひどい」と評されることとなります。

②ドラえもん『人魚大海戦』あらすじ

友達と海賊ごっこをするために空き地へ行ったのび太でしたが、空き地ではスネ夫が従兄とパラオでしたスキューバダイビングの自慢をしていました。

帰宅して「自分もしたい」と言うのび太に、ドラえもんは秘密道具「架空水面シュミレーターポンプ」を出してくれます。

「体感メガネ」をかけた人にだけ見える架空の水が、夜までには地球全体を覆うことに!

ドラえもんは更に、「おざしき釣り堀」を海とつなげ、海から魚を呼び寄せます。「架空水まきぞえガス」に触れた魚は、架空水の中でも生きることができるのでした。

しかし、危険なサメまで呼び寄せてしまったため、一旦、魚を海に戻し、その日の遊びを終えることにします。

次の日、庭の茂みで魚のヒレを見たのび太は、またサメがいるのかと驚きますが、ドラえもんが確認すると、いたのは魚ではなく、女の子でした。

「ヒレを見た気がしたんだけど…」と不思議がるのび太。

女の子=ソフィアを友達にも紹介し、一緒にタケコプターで遊びますが、太陽の光を浴びたソフィアはグッタリし、「水を浴びたい」と言い出します。

急いでしずかの家の風呂に連れて行く一行。

風呂場から追い出された男性陣でしたが、しずかの悲鳴を聞いて戻ってみると、なんと、しずかが人魚になっていました。

ソフィアの服を洗濯しようと手に取ったところ、服が身体に巻き付き、人魚のヒレの形になったのでした。

改めて話を聞くと、ソフィアは海の底から来た人魚族で、服は海の中を自由に泳ぐためのスーツだと言います

地上へは、故郷の星を探すために来たのだと言い、「五角形の星座」だという手がかりを頼りに、5人は南半球の夜を訪ねますが、見つけることはできませんでした。

人魚の国に興味を持った5人は、秘密道具「フエルミラー」で増やした人魚スーツを身にまとい、国へ帰るソフィアに着いて行くことにします。

しかし、旅路で何者かの集団に襲われることに…!

ソフィアの国から来た軍隊に助けられるも、しずか以外の4人は「姫さま=ソフィアを誘拐した罪」で捕らえられてしまいます。

一方、一人で岩陰に隠れていたしずかは、最初に襲って来た集団に連れ去られてしまいます。

しずかはソフィアと髪飾りの交換をして身につけており、それを見た悪党が、姫と間違えてさらって行ってしまったのでした。

悪党=怪魚族は、しずかと引き換えに、人魚族が代々守っている「伝説の剣」を持ってくるように要求してきます。

しかし、ソフィアも、現女王の「おばあさま」ですら、伝説の剣を見たことも、どこにあるのかも知らないのでした。

③ドラえもん『人魚大海戦』がひどい理由5選

あらすじをもとに、『人魚大海戦』がひどい理由を解説していきます。

ネット上のレビューを総括すると、ひどい理由は主に以下の5点に集約されます。

  • 科学的に誤っている
  • ハリボーが鬱陶しい
  • 薄っぺらい
  • 話がよく分からない
  • ラストがあっけない

これらの評判が本当かどうか、私が実際に見た感想とともに紹介します。

視聴の参考になさってください。

3-1. 科学的に誤っている

ソフィアの故郷の星の手がかりが「五角形の星座」だと聞いて、「御者(ぎょしゃ)座」ではないかと目星をつけた一行。

しかし、「御者座は冬の星座だから、今の日本(夏)では見られないよ」と言うスネ夫。

「ねぇ、南半球は?これから冬になるわ」としずか。

答えてドラえもんも「それだ!夜に向かって出発!」と言い、「どこでもドア」で南半球へ。

…名案のように描かれていますが、実際には、御者座は季節に関係なく南半球では見られない星なのだそうです。

子どもの頃、私も『ドラえもん』の映画や漫画から沢山の知識を得ました。

そんな子どもたちに影響力のある『ドラえもん』で、間違った知識をひけらかすなんて!と、批判が集まっています。

ちなみに、のび太たちが実際に南半球で御者座を見つけたシーンはありません。

しかし、「御者座は南半球では見えなかった」と改めて訂正するシーンもないため、アウトと言えるでしょう。

3-2. ハリボーが鬱陶しい

水田わさび版ドラえもんになってから、映画には必ずと言っていいほどマスコットキャラクターが登場します。

しかし、「お飾り」的な役割しか担っていないキャラも多く、「ハリボー」に関しても、特にハリボーでなければならなかったようなエピソードはなく、ディズニーの『リトルマーメイド』を意識したパクリかと思ってしまいました。

怒りっぽい性格も、物語に影響を与える深い意図があってその性格にしたわけでもなさそうで、ただ意味もなくうるさいだけの鬱陶しいキャラとなってしまっています。

他にも、ドラえもんが「温かい目」の変顔を連発するシーンなども、深く考えずに「ウケるだろう」とタカをくくられて取り入れられている気がして、「観客を舐めてるなぁ」と逆にシラケちゃいますね。

3-3. 薄っぺらい

ソフィアと「おばあさま」が家族愛を確かめ合うシーン、伝説が真実になるシーンなど、うまく描ければハイライトになりそうなシーンのはずが、『人魚大海戦』では非常に薄っぺらい仕上がりとなっています。

例えば、誤解によりおばあさまとの確執があったとか、伝説が真実となり得るまでに紆余曲折あったとか、ハイライトというのは、事前のストーリーライン(仕込み)の上に成り立つからこそ感動するのだと思います。

『人魚大海戦』ではそうした下準備なしに唐突にハイライト的なシーンが挟まるので、「いきなり見せられて感動しろと言われてもちょっと無理…」ってなります。 

3-4. 話がよく分からない

前半はワクワク感があり良かったのですが、後半は失速し、意味不明なシーンが増えて来ます。

しずかちゃんが捕らえらる映画は数多いですが、「否応なく」捕らえられてしまった従来の作品に比べると、『人魚大海戦』では「単独行動を取ったせいで」捕まっており、聡明なしずかちゃんにしてはマヌケ過ぎで、何故そのような行動を取ったのかが疑問です。

伝説のアイテムにしても、3種揃えることには意味がないみたいで、特に鎧の機能は何だったのかいまいちよく分からず、だったら最初から剣だけにしておいた方が、分かりやすくて良かったと思います。

アクア星(故郷の星)の海は怪魚族によって汚染されてしまったらしいのですが、『アニマル惑星』や『雲の王国』のように、自然破壊についてのメッセージ性があるのかと思えばそうでもないらしく、いまいち何が伝えたいのか分かりません。

「故郷の星探し」「怪魚族との戦い」「伝説の宝探し」など、お話の要素が散らかってしまって一つのストーリーとしてまとまっておらず、何だか「よくある話」を適当に寄せ集めただけの作品に感じます。

…そんなわけで、感想もまとまりがなくなってしまいました(汗)

3-5. ラストがあっけない

敵を架空の世界におびき寄せて戦うという流れは『鉄人兵団』にも似ていますね。

そこでドラミが秘密道具「架空水面シュミレーターポンプ」の排水機能を使って敵をやっつけるわけですが、道具の機能の影響が誰には及んでいて、誰には及んでいないのか理解していないと分かりにくいラストですね。

例えば、「体感メガネ」をかけている人には有効なこと、外すと有効でなくなること、「架空水まきぞえガス」を浴びた人には有効になること、浴びていない人には無効になることなど、結構設定がややこしいです。

しかし、勝敗はあっという間に決まってしまい、特に目玉となるはずのキャラ…ソフィアやのび太の活躍によって最後を迎えたわけではないので、あっけないというか、物足りなさは感じます。

ぴのママ

後半の失速は残念だけれど、海の景色は綺麗で癒されるよ。

実際の世界に伝わる人魚伝説についても知れたのは、興味深かったな。

ぽちたろう

④ドラえもん『人魚大海戦』の映画を視聴できるサービス

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ぴのママ

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ぽちたろう

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『ドラえもん』を視聴できる動画配信サービス7選を比較した記事も、あわせてご覧ください。

⑤ドラえもん『人魚大海戦』の漫画版が読めるサービス

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漫画サイト15選を比較した記事も、あわせてご覧ください。

⑥ドラえもん『人魚大海戦』がひどい理由まとめ

『ドラえもん のび太の人魚大海戦』は、故郷の星を離れて地球の海底に住む人魚族と、人魚族の持つ「伝説の剣」を狙う怪魚族との戦いを描いた物語です。

『人魚大海戦』ひどいと言われる理由は以下の通りです。

  • 科学的に誤っている
  • ハリボーが鬱陶しい
  • 薄っぺらい
  • 話がよく分からない
  • ラストがあっけない

後半は失速気味ではあるものの、海の景色が美しく、人魚伝説も興味深く観られます。

ディズニーの『リトル・マーメイド』など、人魚の世界観が好きなら一見の価値あり!

ぽちたろう
ぴのママ

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