ドラえもん『太陽王伝説』が怖い理由6選

こんにちは！

80年代にアニオタだった『ぴのママ』です。80年代後半から、90年代前半にかけて、小学生時代を過ごしました。

『ドラえもん』は物心ついた時から大好きな作品で、小学生時代はクラスで一番の「ドラえもん通」として知られていました。

40代の現在もその愛は変わらず、漫画やアニメに触れ続けています。

今回は、怖いと評判の映画『ドラえもん のび太の太陽王伝説』について、何故そんなに怖いのか理由を考察します。

• 子どもの頃に観て怖かった記憶があるので、改めて理由を知りたい
• 観てみたいけれど、どんなところが怖いのか予め知っておきたい
• 『ドラえもん』が好き
• 南米の古代文明が好き

こんな方におすすめの記事です。

▲▲あらすじ程度のネタバレあり！ご注意ください▲▲

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①ドラえもん『太陽王伝説』とは？

正式名称『ドラえもん のび太の太陽王伝説』は、漫画『大長編ドラえもん』の20作目に当たります。

藤子・F・不二雄先生の昇天後にそのライフワークを引き継いだ、藤子・F・不二雄プロによる漫画作品。

『月刊コロコロコミック』1999年10月号から2000年3月号に掲載され、後に単行本となりました。

大山のぶ代さんら旧声優陣によるアニメ映画は、2000年3月11日に公開。以来、ドラえもんの「怖い映画」の一つとして、名が挙がるようになります。

水田わさびさんのバージョンでは、2024年の時点でリメイクはされていません。　

②ドラえもん『太陽王伝説』あらすじ

秘密道具「万能舞台セット」を使い、のび太の部屋で『白雪姫』の劇の練習をしていた、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫、ドラえもん。

劇の練習は「おひらき」となりますが、「舞台セット」をジャイアンに持ち帰られてしまいます。

のび太は、秘密道具「タイムホール」を夜中のジャイアンの部屋につなぎ、ジャイアンが寝ている間にこっそり「舞台セット」を取り返そうとします。

しかし、うまくいかず四苦八苦しているうちにジャイアンが起きてしまい、タイムホール越しに揉み合いになることに。

無茶をしたことで時空の乱れが生じ、ジャイアンとは手を切れたものの、タイムホールはどこかのジャングルとつながってしまいます。

ジャングルから出てきた奇妙な動物に0点のテストを持って行かれたため、取り返そうとタイムホールをくぐるのび太とドラえもん。

そこで、その国の王子だという少年と出会うことになりますが、なんと、その少年はのび太そっくり！

タイムホールを通って日本の文明機器を見た王子は、国を悩ませている魔術師レディナを倒す秘策が日本にあるかもしれないと思い、のび太に身代わりを頼みます。

かくして、王子はのび太として日本で、のび太は王子として古代中南米の「マヤナ国」で日中を過ごすことになりますが…？！

③ドラえもん『太陽王文明』が怖い理由5選

あらすじを踏まえ、「太陽王文明」が怖いと言われる理由として、以下の5点をを探っていきましょう。

• 初っ端から始まる呪いの儀式
• 「白骨の森」の不気味さ
• いちいち命を賭ける風習
• 蛇の大群の気持ち悪さ
• しゃべる石の彫刻の迫力
• 急速に干からびるレディナ

ひとつずつ紹介していきます。

3-1. 初っ端から始まる呪いの儀式

映画は、魔術師レディナの呪いの儀式から始まります。

古代南米風の土地の人が魔女を仕留めようと矢を放ちますが効かず、魔女はコンドルに変身して飛び立ちます。

紫色の雲が立ち込める中、住まいに戻った魔女が唱えるのは呪いの呪文。

これが実におどろおどろしく、子どもを泣かせるには十分な仕上がり。そして祭壇にはドクロ。稲妻。

ところ変わって、呪文に呼応するかのように、今にも死に赴こうとする女性。その傍らで、必死に「母上」と叫ぶ息子の声…。

この不吉なプロローグの4分間、ドラえもんやお馴染みのキャラクターは一切出て来ず、『ドラえもん』だと思って観に来た子どもたちを多いにビビらせたことでしょう。

3-2. 「白骨の森」の不気味さ

王子ティオが、魔術師レディナの「闇の神殿」が「白骨の森」の奥にあると言うシーン。

そのシーンで描かれる「白骨の森」が、日の当たらない闇の中に、何の物とも分からない動物の骨が何体も横たわっている荒地で、非常に恐ろしいです。

この「白骨の森」は、後半、実際にレディナの神殿に赴く際にも登場します。

3-3. いちいち命を賭ける風習

ビジュアル的なインパクトは少ないながら、「雨が降らないなら人間を生け贄にする」「スポーツで負けたら死刑を言い渡される」など、文明社会ではあり得ないことに命を賭ける風習も、世界観に色を添えています。

実際にそんな時代に生きていたら…と思うと、恐ろしいですね。

3-4. 蛇の大群の気持ち悪さ

捕らえられたククを救出するため、レディナの「闇の神殿」に向かう途中、ジャングルで蛇の大群に遭遇します。

最初、ジャイアンが崖を登ろうとして枝のつもりで掴んだのが蛇だったという展開で、その登場の仕方も意表をつかれすぎてギョッとします。

その後は、あれよあれよと蛇が湧いて出るのですが、白い身体に赤い目というビジュアルも非常に気持ちが悪いです。

なら茶色のマダラ模様だったら良かったのかと言うとそうでもないのですが…。

唯一の女性のしずかちゃんは「ああ〜」とか叫んでますが、よく失神しなかったなって思います。

絵でも目を覆いたくなる気持ち悪さです。

3-5. しゃべる石の彫刻の迫力

いよいよ神殿が近くなってきたところで、一行は大きな頭の形をした石の彫刻に出会います。

最初は単なる置き物だと思っていたのが、突然、目と口が動き出し、レディナの言葉を喋り始めます。

お腹の底に響き渡るような重低音ボイスはなかなか迫力があり、恐怖を誘います。

3-6. 急速に干からびるレディナ

のび太と王子の連携プレーによって、神殿の階段から転がり落ちたレディナ。

晴れやかな勝利かと思いきや、階段下のレディナはムクリと起き上がります。

しかし、太陽の光を浴びたことで、若々しかった顔は一気に干からびて老婆へと変貌。

この過程が急速すぎて怖いです。

ミイラのようなビジュアルになったレディナはヨロヨロと歩き、最後のあがきをするのでした。

④ドラえもん『太陽王伝説』の映画を視聴できるサービス

映画『ドラえもん のび太の太陽王伝説』は、以下のサービスで視聴することができます。

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⑤ドラえもん『太陽王伝説』が怖い理由まとめ

『ドラえもん のび太の太陽王伝説』は、のび太そっくりの古代南米帝国の王子が、国を牛耳ろうともくろむ魔術師・レディナとの戦いを描いた冒険物語です。

『太陽王伝説』が怖いと言われる理由は以下の通りです。

• 初っ端から始まる呪いの儀式
• 「白骨の森」の不気味さ
• いちいち命を賭ける風習
• 蛇の大群の気持ち悪さ
• しゃべる石の彫刻の迫力
• 急速に干からびるレディナ

藤子・F・不二雄先生ご自身の手によらない作品の中では一番面白いです。